【金融資産だけではなく】無形資産形成、出来ていますか?

資産運用

こんにちは。野村證券リテール営業に8年従事していた管理人です。

当時の私の専門であった資産運用に関する記事を作成していこうと考えています。

資産運用のサイトは色々ありますが、タイトルに記した無形資産形成について話しているサイトはあまりなかったので少しお話させて頂きます。

無形資産とは?

直接的に金銭的価値に換算できない資産の事です。

具体例としては

語学、専門知識、各種資格、

等が当てはまります。更には、

実務経験、正社員という肩書、会社での役職、若い方なら新卒カード、

といった経歴も無形資産です。

家族、友人、恋人

といった精神的活力の源泉も広義での無形資産です。

無形資産が注目されるようになった草分け的資料としては、ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットロン教授とアンドリュー・スコット教授が書いた「ライフシフト」が有名です。

以下は参考リンクです。

2020年8月現在、金融機関のセミナーで主題として登場する事は少ないですが、令和を生きる世代にとって、最も重要な資産だと思っています。

今後、無形資産を扱うセミナーも増えてくると予想しています。

有形資産は後から何とかなる。無形資産はそうではない。

いわゆる、貯金・金融資産等が有形資産です。

勿論、有形資産も早く対策した方が良いです。短期投資より長期投資の方がパフォーマンスは向上しやすいです。

ただ、リスクを取れるのであれば何歳からでもやり直しが効くのが有形資産運用です。

しかしながら、無形資産運用は歳を重ねる程不利になり、段々とやり直しが効かなくなっていきます。

どれだけリスクを取っても年齢が邪魔をします。

極論ですが、一生懸命勉強して英語をマスターし、総合商社か貿易会社に入社しようとしても

50歳職務経歴なしの方はおそらく採用されません。

これが22歳新卒ならどうでしょうか。おそらく入社できる可能性は非常に高いです。

私は、「残りの人生、一番若いのは今」という言葉が好きです。

無形資産形成、始めてみませんか?

無形資産形成は、方向性に気を付けましょう

このサイトを見て下さっている10代~20代前半の方

何の心配もなく、興味がある事に何でも挑戦してみましょう。

それ以上の方は方向性に気を付けて下さい。

例えば、銀行の法人営業をされている29歳の方が苦労して弁護士資格に挑戦しても人生が豊かになるイメージを描くことは難しいです。

弁護士資格ではなく、簿記を勉強する・英会話教室に通ってみる・行内部内支店内で未経験の案件に手を挙げてみる等が正しい方向性になります。

いくら興味と熱意があっても方向性を間違えると、趣味や自己研鑽で終わってしまいます。

一番良いのは自身のキャリアプランをじっくり考えてみる事、その方向性に沿った行動をとる事です。

やりたい事は特にないです、という方の無形資産形成

私自身がそうであったので、こういう方は多いのではないでしょうか。

今、正社員の方には「今の地位にしがみつく」事が無形資産形成です。

役職がある方でしたら、尚更しがみついた方が良いでしょう。

早期希望退職で退職金が割り増しされる、という状況でも少し落ち着いて下さい。

ただの人になったあなたと、正社員のあなた、得られる将来キャッシュフローを冷静に考えて下さい。

ローンを組む、転職する、融資を受ける

自分はそんな予定ないからいいや。退職しちゃおーっと。

そうは言っても一寸先は闇です。人生何が起こるか分かりません。

どうかご自身の選択肢を狭める行動は控えて下さい。

やりたい事はないけれど、何かやってみようかなという方の無形資産形成

この記事を読んで下さっている方は事業会社で働く正社員の方が多いと思います。

多くの会社では「資格報奨金」という制度があります。

例えば金融機関では日商簿記2級や宅地建物取引士資格、証券アナリストといった資格を取得した人に対して金一封を贈呈する制度を採用している会社が多いです。

資格に興味がなくとも、お金を目的に勉強をすることはとても意義のある事です。

金一封がなくとも、昇進要件に特定の資格が絡むパターンも多いです。

ご自身がお勤めの会社にどういった制度があるか、明日、出社したら調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ:誰でも出来る無形資産形成、何か始めてみませんか。

  • 今から無形資産を形成する
  • 正しい方向性で無形資産を形成する
  • まずは自分の会社の制度を知る
  • どうしてもやる気が出ないなら軽率に退職せず、在籍しながら考えてみる

各種資格については今後追記していく予定です。

よろしければ、私が作成している【米国公認会計士(USCPA)の勉強方法】というサイトリンクを以下に添付しておりますので、資格取得に興味のある方は覗いてみて頂けると幸甚です。

米国公認会計士(USCPA)の勉強方法
働きながら全科目合格した著者が講義形式で勉強方法をお伝えします。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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